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燃油サーチャージがまた上がってきましたね。
無料の特典航空券を利用する場合でも燃油サーチャージは必要となるケースが多いので、頭の痛い問題だと思います。

ところで、石油に関連したニュースで、グッドニュースが飛び込んできました。

なぜかあまり大々的に報道されていないように思うのですが、沖縄の海で石油(正確には「石油に似た成分=エチルアルコール」)をつくる藻が発見されたというのです。

もともと、石油をつくる藻自体は以前から知られていたようなのですが、今回発見された藻は、生産効率が高く、コスト的にも十分採算が取れそうなようです。


以下琉球新報より。

・バイオ燃料:筑波大研究者、藻類から油抽出 沖縄で採取

バイオ燃料:筑波大研究者、藻類から油抽出 沖縄で採取
油を生成する藻を研究している筑波大学の渡邉信教授らの研究によると、沖縄で採取した「オーランチオキトリウム」という藻類が、これまで発見されているものより10倍以上高い効率で油の生産能力を持つことがこのほど分かった。
渡邉教授らは特許申請しており「実用化はこれからだが、生育環境として沖縄は最適」と話している。
沖縄の海が藻から抽出した燃料油の”油田”となる可能性が出てきた。

発見された藻類「オーランチオキトリウム」の大きさは、0・005ミリ~0・015ミリの球形。
有機物を栄養分に重油とほぼ同じ成分の炭化水素をつくり、軽油・ガソリンなどが抽出できる。

2009年4月から沖縄のほかアジア各地で同藻類約150株を採取して研究した結果、「沖縄株」が最も効率良く抽出できた。

これまで発見された藻類から抽出できる油は1ヘクタール当たり年間約140トンほどだったが、「オーランチオキトリウム」はその10倍から12倍の生産量が期待できる。

渡邉教授は「今後どのような有機物を元に最も効率的に生成するか研究していく。
もしかしたらサトウキビの廃液なども有効かもしれない」と話し、循環型社会のモデルとしても注目されている。

(琉球新報)

さらに、以下はWikipediaから。

・オーランチオキトリウム – Wikipedia

海などにすみ石油と似た成分を作り出す藻類はこれまでも知られていたが、油の回収や処理を含む生産コストは1リットルあたり800円程度かかるのが難点だった。
オーランチオキトリウムはその10分の1以下のコストで生産できるとされる。
また、これまで有望だとされていた緑藻類のボツリオコッカス・ブラウニーと比べて同じ温度条件で培養すると、10~12倍の量の炭化水素を生成する。
炭化水素の生成量は深さ1mの水槽で栽培したとすると面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。
これは2万ヘクタールで日本国の年間石油消費量を生産できるほど量であり、現在日本には40万ヘクタールの休耕田があるためその20分の1を使うだけで日本の石油年間消費量をまかなえる事となる。

他のニュースを見ると、1リットルあたり50円程度で車の燃料を供給可能、などとも書かれており、かなり衝撃的なニュースだと思うのですが、あまり報道されないのはなぜでしょう?

生産可能な気候条件等がどうなっているのか分かりませんが、休耕田が利用できるとなれば、日本としてはかなり有望な国策となるかもしれません。

また、藻類が生産する燃料を元にジェット燃料を精製する実験は、2008年に米国で成功している例があります。

・世界初、藻類原料のジェット燃料:「石油燃料と同等の性能」 | WIRED VISION

これで燃油の価格が下がり、サーチャージが廃止になるどころか、航空運賃が値下がりするといいですね。